コーヒー豆の熟成(エイジング)・飲み頃について

こんにちは!

後珈琲探訪記です。

 

突然ですが、コーヒーにも熟成(エイジング)という概念があることをご存知でしょうか?

 

コーヒーは焙煎からの日数が経つと、ジワジワと味わいが変化していきます。なので、飲み頃まで熟成(エイジング)させる楽しさがあります。

 

今回は「どのように風味が変化するのか」と、変化速度に影響のある「保管方法」「焙煎度」についてご紹介したいと思います!

 

 

【当日〜3日間】

よく膨らみます

焙煎したては、独特の軽くて香ばしいかおりです。個人的には「せんべいっぽい香り」だと思っています。

 

味わいは、溌剌としており、カラッとした苦味を感じます。軽い味わいで、悪く言えば深みを感じづらいです。

 

コーヒーの香味が、「焼きたて味」に覆われているイメージです。豆ごとの個性は感じづらいかもしれません。

 

【4日〜2週間後】

一般的に「飲み頃」とされています。

 

しっかり風味がありながらも透明感が感じられ、鮮度が良い感覚があります。

 

コーヒーが持つ豊かな香味をのびのびと感じられる時期です。

 

 

【3〜4週間後】

少し落ち着いた味わいになります。

 

酸味は爽やかさが減り、円熟した印象になります。酸味を強く感じるコーヒーですと、角が取れ甘味を感じやすくなるため、とてもオススメです!

 

苦味もキレが減り、口当たりが柔らかくなり、コク深い印象になります。

 

様々な香りが揮発したため思わぬ香りが表れることもあり、面白い時期です!

 

当店の「ケニア中煎り」はこのぐらい置くと、果物系の香りが減り、メープルシロップや黒糖のようなクセのある甘い香りが強調され、また美味しいです。

 

【1ヶ月以上経過】

粉に挽いた香り、カップから立ち上がる香り、口に含んだときの香りが弱く感じられます。

 

コーヒーによっては暗い印象や、雑味(イガイガ感)を感じます。

 

味わいの角が取れて、穏やかな印象で飲みやすく感じる場合もあるので、充分楽しめます。

 

スーパーや大規模チェーン店で売られているコーヒー豆や、飲食店で提供しているコーヒーは、一般的に焙煎から数ヶ月経過していることがほとんどです。

 

 

変化速度に影響のある要素

 

ここまで味わいの変化について説明してきましたが、コーヒー豆がおかれている環境によって、風味が変化する早さは異なります。

 

続いて、変化の速さに最も影響が大きいと考えられる、「保管方法」と「焙煎度」について紹介したいと思います。

 

保存方法

まずは保存方法です。保存方法が悪いと、変化が早まるだけでなく、酸化等の化学反応を伴うため、重要な成分が破壊されてしまいます。

 

基本的に、「冷暗所で豆のまま密封して保存」すれば大丈夫です!

 

温度湿度が高い場所、直射日光空気に触れる場所ですと、化学反応が促進されます。またで保管しますと表面積が何倍にもなりますので、香りの成分がすぐに飛んでいってしまいます。

 

焙煎度

焙煎度も、変化の早さに影響があります。

深煎りは変化が早く、浅煎りは変化が遅い傾向があります。

 

その原因として、深煎りはコーヒー豆の細胞の内部の損傷が激しいため揮発成分が流出しやすいことが考えられます。

 

また、深煎りは豆表面にテカテカと油分が出ているため、酸化しやすいと考えられます。

 

まとめ

 

コーヒーの飲み頃は、様々な要素や好みが絡まり合うため教科書通りにはいきません。だからこそ、ご自分で見つける楽しさがあると思います!

 

熟成(エイジング)の魅力が少しでもお伝えできていれば幸いです。

 

当店のコーヒー豆・粉は焙煎から1週間以内のものをお送りしておりますので、ぜひお試しください!

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

後珈琲探訪記

 

 

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